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Ⅰ.本開発技術の効率の良い理由は以下の3点にあると考えられます。
① 原料液薄膜が早く流れその流路が長い効果
下図A、及びその断面図である図Bに蒸発缶下部から注入したキャリアーガス(蒸気)の流れを示した。蒸気は上部に達するまで回転する軸の円筒に縦に取り付けたヘラで横に払われ斜めに上昇する。円筒の回転速度は300rpmと速いため、蒸気の速度は速く、流路は長くなる。
一方、原料液は蒸気と逆向き(上から注入、下へ流れる)で、蒸気と同じ効果をうける。液の流路も非常に長くなる。
②
ヘラに攪拌されて、原料液、蒸気の層の流れは、乱流となり接触が増える。
原料薄層表面から揮発成分が立ち昇りキャリアーガスに移動するが、接触面での濃度差が揮発成分の移動速度に影響する。絶えず新しい液と表面が入れ替わる乱流が効率アップとなる。
③ 蒸発缶の下部に液溜りがあり、原料は最後ここで加熱される。
原料液の沸点は、揮発成分が少なくなるに従って上昇するので、下部ほど温度が高い状態が保たれることが望ましい。蒸気入り口に原料液は最終下部に設けられた溜り場所で加温されて沸点まで温度が上がる。実験では液溜りが無い場合より約9%の収率上昇があった。
しかし、微量成分であるHexanolを検出していなかったので、今回のデータとしては不十分といえるが
単なる比較データとして使用した。
|
Limonene |
γ-Terpinene |
Linalool |
Thymol |
原料柚子の精油の成分構成 |
75% |
10% |
2% |
0.2% |
本技術装置で採取した精油 |
66.4% |
15.7% |
1.6% |
0.05% |
SCC装置で採取した精油 |
67.0% |
16.1% |
1.5% |
0.05% |
マイクロ波水蒸気蒸留の精油 |
65.3% |
15.0% |
1.6% |
0.05% |